退職金関係ニュース


2009年03月12日
年金記録訂正、審査まで3カ月弱 首都圏では約半年
  年金記録問題で、保険料の領収書など公的証拠のない人が記録訂正を申請した場合、社会保険事務所が申請を受け付けてから審査機関の総務省「年金記録確認第三者委員会」へ申請書類を転送するまで平均3カ月弱かかっていることが11日、第三者委の調査で分かりました。

 転送後の第三者委での審査にも数カ月-1年程度かかっており、申請した人は長期間待たされる状態です。受け付けた社保事務所で一定の調査をしてから転送しているためですが、申請の多い首都圏では処理が追いつかずに約半年もかかっていました。社保庁は実態調査を行った上で人員強化を検討する方針です。

 これは、同日の衆院厚生労働委員会で、民主党の長妻昭氏の質問に対し、総務省が調査結果を明らかにしました。

 総務省の調査では、都道府県ごとの地方第三者委で2月3日までに記録訂正の可否を判断したケースについて、それぞれ10件ずつ抽出。社保事務所で記録訂正の申請を受け付けてから地方第三者委へ転送されるまでの全国平均は81・6日で、都道府県別でみると、トップの千葉が(6カ月強)と最も長く、神奈川182日、東京174日などと続きます。最短は秋田と島根の26日。

 なお、社保事務所では第三者委への申し立ての受け付け前に、最初に相談を受けた段階でまず社保庁内で記録の有無を調査しており、受け付けまでにも時間がかかっています。

 また、年金の保険料を支払った証拠がない人の年金記録の回復について、これを審査する政府の専門委員会が回復を認めた件数は、2007年度の受け付け分で約35%にとどまることも明らかになっています。


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